各種LEDランプの比較 |
巷に氾濫している24WのLEDランプにも、実に様々な種類が存在しております。
このページでは、単純にワット数だけでは比較出来ない性能の一端を紹介させて頂きます。
※均等な条件で比較するため、全て Blue-LED を使用して計測しております。
一般的にLEDランプはワット数が高いほど明るいと思われている方がいらっしゃいます。
また、同じワット数であれば、全て同じ性能だと思っている方も多いと思われます。
しかし、実際には【ワット数=明るさ】ではありません。
ワット数とは【消費電力】であり、【明るさの単位】ではございませんのでご注意下さい。
また、見た目(外観)の似ている商品も多数存在しております。
これは、外側のヒートシンクが汎用品で多数のメーカーが同じヒートシンクを採用しているためです。
見た目だけが同じLEDランプであれば、複数のメーカーで制作が可能な状態となっております。
しかし、外観からでは判らない中身の部分は、各社の思惑が異なるため全く異なるのが現状です。
コスト優先なのか、明るさ優先なのか、耐久性優先なのか などなど…
一部ネットオークションでは、見た目だけを真似た粗悪品まで出回っておりますのでご注意下さい。
弊社で販売している製品は、耐久性を最優先に設計しながら明るさを追求しております。
お使い頂けるユーザー様に、少しでも多くの安心を提供したい…
私たちの想いを感じて頂ければ幸いです。
24W-LED 製品比較表 1 |
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商品名 | ?社製 12x2W | ?社製 12 x 2W | B.R.S製 Giga Lex 24II | |||
メーカー公称 定格消費電力 | 24W (12 x 2W) | |||||
実際の消費電力※1 | 18W | 19W | 23W (±0.5W) | |||
レンズ | 60度 クリア集光型 | 60度 プリズム散光型 | 60度 プリズム散光型 | |||
製品重量 | 498g (公称重量 450g) | 495g (公称重量 450g) | 470g | |||
製品最大温度※2 | 52℃ | 52℃ | 53℃ | |||
距離30cmでの 最大照度 | 31,600 lx | 29,700 lx | 42,900 lx | |||
青色LEDによる 蛍光反応 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | |||
照射イメージ | ||||||
ネットオークション等で良く見かける24WタイプのLEDランプ。 クリア集光型のレンズを搭載しているので明るさを期待したが、残念ながら測定した照度は最も低かった。クリア集光型レンズは、光のブレンド性を犠牲にする代わりに明るさを追求できる利点があるだが…? 見た目はGiga Lex 24IIと良く似ているが、中身は製造コスト最優先の製品と思われる。最近ではプリズムレンズ搭載タイプも出ているが、中身は全く同じなため、そもそもの基本性能が低く明るさは期待できない。 青色LEDの波長としては比較的蛍光反応が良い。 | ネットオークション等で良く見かける24WタイプのLEDランプ。 このタイプはプリズム散光型のレンズを搭載していて光のブレンド性は良いが、散光型レンズ+素子のパワー不足による低照度な製品となっている。 見た目だけはGiga Lex 24IIと酷似しているが中身は左記の製品と同様で製造コスト最優先の製品と思われる。 青色LEDの波長としては比較的蛍光反応が良い。 | 2010年より販売を開始した旧型Giga Lex 24の概念を引き継ぎ、2012年3月より中身を一新し最新型に進化したGiga Lex 24II。 光のブレンド性を追求するためプリズム散光型レンズを搭載しているので最大照度を稼ぐには不利な条件ではあるが、旧型比30%アップの照度を実現し、ネットオークション等で見かける類似品と比較した場合、約1.5倍の最大照度を誇る。 プラグシップモデルであるLIGHTNING XPに近い性能をリーズナブルな価格で発揮出来るよう設計されている。 使用している青色LEDは、蛍光反応が最も良く出るロイヤルブルーを採用し、蛍光色のサンゴを美しく照らしだすことが可能となっている。 |
商品名 | B.R.S製 GL24-3 | B.R.S製 GL24e | |||
メーカー公称 定格消費電力 | 24W | 20W | |||
実際の消費電力※1 | 23W (±0.5%) | 19W (±0.5%) | |||
レンズ | 60度 プリズム散光型 | 新型60度 プリズム散光型 | |||
製品重量 | 470g | 470g | |||
製品最大温度※2 | 53℃ | 51℃ | |||
距離30cmでの 最大照度 | 40,200 lx | 40,200 lx | |||
青色LEDによる 蛍光反応 | ★★★★★ | ★★★★★ | |||
照射イメージ | |||||
基本性能はユーザー様より好評を頂いていたGiga Lex 24IIを引き継ぎ | GL24-3の後継機種として開発された2014年モデル。従来型より低消費電力ながら明るさが変わらないよう透過性を高めた新型のレンズを採用。
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LEDランプ 製品比較表 ~番外編~ |
商品名 | ?社製 CREE XP-E 12x2W | ?社製 冷却ファン内蔵40W-LED | B.R.S製 Lighting Master 40 | ||||
メーカー公称 定格消費電力 | 24W (12 x 2W) | 40W | 40W | ||||
実際の消費電力※1 | 20W | 35W | 40W | ||||
採用素子メーカー | CREE社製 XP-E x 12 | Osram社製? x 16 | CREE社製 XP-E x 16 | ||||
レンズ | 60度 一体式プリズム散光型 | 80度 4素子一体式レンズ | 80度 | ||||
製品重量 | 520g | 310g | 300g | ||||
製品最大温度※2 | 51℃ | 48℃ | 49℃ | ||||
距離30cmでの 最大照度 | 36,200 lx | 40,700 lx | 43,100 lx | ||||
青色LEDによる 蛍光反応 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ||||
照射イメージ | |||||||
某ネットオークションにて出品されていた製品。 現存のLEDチップで最も明るいと評判の、CREE社製 XP-Eチップを採用したモデル。噂通りの明るさを期待したが、素子のランクが低い物が採用されているのか、誠に期待外れな結果となってしまった。無名24Wタイプよりはわずかに明るいが、弊社製のLEDランプの明るさには全く届かず…。 素子のネームバリューだけでは明るさを判断出来ない事を如実に表している商品である。 また、観賞魚用として出回っているCREE社製の青色LEDチップを採用した製品の多くが蛍光反応は殆ど皆無の波長の素子を採用しているため、鑑賞目的であるサンゴの照明としては疑問視する波長の光を照射する。 青と言うよりは水色や青緑に近い波長でサンゴの蛍光反応を楽しむことは出来ない。 LEDチップのブランドネームだけを求める方以外、明るさや美しい水槽観賞を求める方には全くお勧めする性能は持ちあわせていないのが残念である。 | 某ネットオークションにて出品されていた製品。 公称40Wを謳っているが、実際の消費電力は35Wだった。 冷却ファン内蔵のアルミヒートシンクを採用し電源部およびLED素子を強制的に冷却している点は弊社製Lighting Master 40と共通。 採用されている素子は自称Osram製となっている。波長は一般的な465nm程度と思われる青LEDで蛍光サンゴの反応はイマイチ…。 消費電力が多いのでそこそこ明るく冷却ファンも搭載しているが、光のスペクトルが狭いためメタハラや蛍光灯の補助ランプ程度の性能しか備えていないのが残念なランプである。 | 2014年より販売を開始したB.R.S製LEDランプのフラッグシップモデル。4素子一体式のレンズを採用し、光を無駄にせずに前面に照射できる構造となっており、今回計測したランプの中では最も広い照射範囲で最も高い最大照度を記録した。 また、冷却ファン内蔵のアルミヒートシンクを採用しているため高い放熱性能を誇り、電源部およびLED素子を強制的に冷却。発熱による照度低下をも回避しランプの長寿命化を実現している。 使用しているLEDは業界最高峰のCREE社製X-Lamp XP-Eを採用、青LEDは 450nmのロイヤルブルーをメインに465nmの青LEDを効率よくブレンドし、蛍光反応を最大限引き出しつつ、ワイドスペクトルを実現。生体に必要な波長の光を照射できるLEDランプをめざして開発しております。 |
※1 サンワサプライ ワットチェッカーによる測定値(小数点未満は切り捨て)
※2 室温27℃で測定。部位により温度が異なるため最大温度を計測